室内飼育犬に、フィラリア症予防は必須か?

目次
1.室内飼育の犬と猫とフェレットのフィラリア症予防はほぼ不要。
2.フィラリア予防薬を予防シーズンにきちんと飲ませていれば、毎年の検査は不要。
3.外飼いの犬は、フィラリア症予防が必須。


1.室内飼育の犬と猫とフェレットのフィラリア症予防はほぼ不要。

 経験則ですが、室内で飼育している犬や猫やフェレットは、蚊に吸血される頻度が少ないので、フィラリアに感染する蓋然性(≠可能性)はかなり低いです。

 ですから、以下のような飼い方をしていなければ、フィラリア症予防はほぼ不要です。
 毎年、蚊が発生する、5月下旬から11月下旬(於:福岡県)までの間に、
 毎日、数時間~1日中、ペットを屋外に出して蚊に刺され放題にする。

 別の表現をすると、
・蚊に刺される可能性があるのは、散歩の時くらい。
・排尿・排便に庭に出すことがあるけど、終わったらすぐに屋内に入れる、
という飼い方をしている場合は、ほぼ感染しません。
(※しかし、近隣にフィラリアに感染している外犬がいる場合は感染しやすくなります)

 仮に蚊に刺されても、フィラリア子虫を持っていない蚊であればフィラリアに感染しません。
 フィラリアを媒介するのは、フィラリアに感染している犬の血を吸って、フィラリア子虫を持っている蚊です。

 数軒隣りまでの範囲に、外で飼育されている犬が居ても、その犬がきちんと予防されていれば、感染源にはならないので、理屈上、自分の犬が感染させられることはないのです。

 ですから、隣近所に屋外飼育の犬が居る場合は、フィラリア症予防をしているか否かをその犬の飼い主さんに尋ねておくと、より安心です。しかし、一度尋ねて大丈夫だったからと言って、過信してもいけません。飼い主さんの性格や経済力が原因で、予防を数年で止めたり、毎年の予防が不完全になったりして、その犬が感染して、周りの犬への感染源になることがあるからです。

 自分の犬がフィラリアに感染するか否かは、
・感染源の存在、
・感染源の犬を吸血してフィラリア子虫を持っている蚊の存在、
・その蚊に刺される頻度、
などが関与する確率の問題です。

 10年前くらいまでは、フィラリア症予防をしていない外飼いの中型~大型犬(いわゆる雑種犬や大型純血種)が多く飼われていて感染源になっていましたが、最近はめっきり少なくなりました。

 当院では、病気で来院した動物の血液検査をする場合、前年にフィラリア症予防をしていない場合はフィラリア検査も同時に実施しますが、予防をしていなかった室内飼育犬が感染していたことはありません。
 以下のような例外を除いて。
・今は室内で飼っているけど、以前、外で飼っていた時期がひと夏以上あった。
・子犬の時から室内で飼っているけど、暖かい時期は、お昼から夕方までは庭で過ごさせる。

 ちなみに、知人の愛犬は現在10歳でフィラリア症予防薬を飲ませていませんが、
・1日2~3回、数分屋外に出して、排泄させ、
・毎夕、10~30分程度、自宅周辺を散歩させ、
・月に1~2回、1時間~半日、長野緑地、鷲峰山平和観音、合馬、平尾台(大平山、茶ヶ床園地、貫山)、中志井(志井川沿い)、井手浦地区などを散歩させる、
という飼い方をしていても、フィラリアに感染していません。
(※但し、舗装路を外れて遊歩道や山道に入ると、冬でもマダニには喰いつかれますので、ご注意を)

 医療製薬業界の利益にならない研究は積極的には行われないので、室内飼育犬(・猫・フェレット)がフィラリアに感染する確率を調べた論文があるのか知りませんが、自分が乗った飛行機が墜落する確率は0.0009%(2013年以前)、交通事故を起こす確率は0.4%(2020年)だそうです。
 ※コロナワクチンを打った機長が操縦する旅客機には乗りたくないですね(→リンク1リンク2)。交通事故に遭う確率もコロナ以前より以後の方が高くなるでしょう。(→リンク1リンク2

   (↑2013年出版の書籍より)
2020年のデータによると、1年間で交通事故に遭う確率は約0.2%、交通事故を起こす確率は約0.4%

 交通事故や飛行機事故は、自分では100%防ぐことはできませんが、皆さん、「自分だけは大丈夫と信じて」、あるいは、リスクよりベネフィットの方が大きい、などの理由で車や飛行機を利用しています。
 ペットのフィラリア感染なら、薬を投与することでフィラリア感染を100%予防できますので、飼い主さんは薬を飲ませればペットの命と健康を守れると信じて薬を投与していると思いますが、薬の安全性は100%ではないので、薬を投与しなければ発生しなかったはずの死亡・障害事故に遭遇することまで含めて考えれば、結局、交通事故と同じように、薬を投与してもペットの命と健康を100%守ることはできません。
 動物用医薬品等副作用データベース
 →イベルメクチン
 →ミルベマイシン
 →モキシデクチン(注射薬としての報告が多い)

 外飼いの犬であるならば、予防薬を投与しないことでフィラリアに感染させて殺す確率の方が、投与した予防薬そのもので殺してしまう確率より、断然高いです。
 しかし、室内飼いの犬なら、蚊に刺されてフィラリアに感染する確率はさほど高くないので、予防薬を投与せずに殺す確率はかなり低下し、散歩にも連れ出さずに蚊に全く刺されない完全室内飼育犬においては、投与しなくてもフィラリアで殺す確率は0%になり、予防薬を投与して殺してしまう確率の方が高くなります。
 ですから、完全室内飼育ではなくても、ほとんど蚊に刺されない室内飼育の犬であるのでしたら、死ぬかもしれない予防薬をわざわざ投与する必要性があるのか疑問です。
 「自分のペットだけは大丈夫と信じて」、予防薬を投与しないという選択をしても良いのではないでしょうか(笑)

 新型コロナウイルスや新型コロナワクチンが世界的な壮大な作り話であることを未だに知らなかったり、コロナワクチンが毒注射であることを耳にしても自分で調べることもせず、テレビや政府や無知な医者(または確信犯な医者)の言う事を鵜呑みにして、脅しに騙されたままで、未だに無意味有害なマスクを装着していたり、命がけのワクチンも打ち続けているような、お花畑思考停止奴隷マインドの方には、ワクチンの危険性を何度説明しても無駄だった、という経験から推察すると、今回の記事も、無駄かもしれません😅
※ご注意:飼い主さんに、「コロナワクチンだけではなく、犬猫用のワクチンも有害」という話をすると、「じゃあ、フィラリアは?」と結構な頻度で尋ねられるので、一応、書いておきます。
 コロナウイルスはウイルスであり、フィラリアは寄生虫です。ウイルスやその感染予防のワクチンは作り話ですが、フィラリアは実際に存在します。ワクチンは効かないばかりか、毒注射ですが、フィラリア症予防薬は有効です。但し、フィラリア症予防薬を投与したせいで、愛犬を殺してしまうこともあります(特に注射薬が多い)。


2.フィラリア予防薬を予防シーズンにきちんと飲ませていれば、毎年の血液検査は不要。

 「でも、やっぱり心配なので、フィラリア予防薬は毎年飲ませる(あるいは注射をする)」という飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

 その場合、毎年の血液検査はほぼ不要です。
 予防薬を5月下旬から11月下旬まで、月に1回(計6~7回))内服させていれば、100%と言っていいくらいに感染しません。
(フィラリア症予防の注射薬は、内服薬に比べて死亡事故が起きる頻度が多いのでお勧めしません)

 犬が6歳になれば、人間に換算すると40歳くらいの中年になりますので、年に一度、健康診断的な血液検査を受けてもよいかとも思いますが、市販の添加物(=毒物)まみれの、おやつ、ガム、チュール、そして、人の食べ物(テーブルフード、菓子類)など、健康を害する食生活をさせてなければ、それも不要かと思います。

 寄生虫による感染症以外で、ペットが病気になる原因は、人間もそうですが、そのほとんどは、食習慣や、運動習慣や、精神的ストレスや、環境毒などから構成される、生活習慣です。ペットは飼い主さんが与えるものしか口にできませんから、毎日、何を食べさせるかが最も重要です。

 人医のDr.アンドリュー・カウフマンは、“ 病気の原因は、飢餓(栄養不良)と毒素とトラウマ(外傷)の3つ ”と言っています(トラウマをさらに、心理的病気と肉体的病気に分ければ、全部で4つ?)。


3.外飼いの犬は、フィラリア症予防が必須。

 外で飼育する犬は、夏は蚊に刺され放題なので、必ずフィラリア症予防をしてください。
 外犬の周りで蚊取り線香を焚いても予防はできません。どのくらい蚊に刺されるかは、一晩、犬の横で寝てみればわかります。

 外犬のフィラリア症の予防は、混合ワクチンや狂犬病ワクチンより大切です。と言うか、ワクチンは毒注射であり、予防というメリットもありませんから、そもそも比較になりませんが。

 犬フィラリア症の予防法は、
 ・室内で飼う、
 ・外で飼う場合は予防薬を飲ませる、
の2つです。



#君は隣の人間を起こせhttps://twitter.com/GAIAFORCETV/status/1259157936733069312

2023年02月04日